第44回全国中学生選抜将棋選手権が、本年も8月3日、4日の二日間に渡り熱戦が繰り広げられ大盛況に開催されました。皆様からのご協力によるものと感謝申し上げます。

本年も、彬子女王殿下より大会名誉総裁としてご臨席を賜りました。出場選手による『寛仁親王牌』『彬子女王牌』の返還の後、彬子女王殿下より「おことば」を賜りました。また、公益社団法人日本将棋連盟の新会長に御就任された羽生善治九段からもご出席いただき、御挨拶をいただきました。

本大会も、「青少年の健全育成」「将棋人口の拡大」「地場産業の発展」の大会理念のもと、開催し、中学生棋士の皆様には、全国各地の代表としての自身と誇りを胸に、礼儀正しい姿勢で大会に挑んでいただきました。また、コロナ禍で遠ざかっていた出場選手同士の交流試合としてリレー将棋も4年ぶりに開催し、本戦とは別の交流により全国各地の仲間と友情を育みました。中学生棋士の皆様は、本大会の経験が自己の成長や中学生時代の思い出になったと思います。

本大会の開催にあたり、多大なるご支援を頂きました公益社団法人日本将棋連盟、天童市、並びにご後援・ご協賛・ご協力を賜りました関係各位の皆様に心より感謝申し上げます。

そして、来年は本大会も45年目の歴史を刻む予定です。節目の大会がよりよい大会へ発展するべく、メンバー一丸となって準備を進めて行くことをお誓い申し上げ第44回大会実行委員長の大会閉会のご挨拶とさせていただきます。

 

2023年 第44回大会実行委員長

公益社団法人天童青年会議所

理事長 佐野 峻也