本年も8月3日、4日の二日間、天童温泉ほほえみの宿滝の湯にて彬子女王殿下の御臨席を賜り第36回全国中学生選抜将棋選手権大会が大盛況に開催されました。これも偏に皆様のご協力によるものと改めて感謝を申し上げます。
本大会の特徴は将棋の勝敗のみに拘らず「青少年の健全育成」「将棋人口の拡大」「地場産業の発展」という3つの目的をもって運営されていることです。参加選手の皆様にはこうした趣旨をよくご理解いただき、代表選手としての自覚を持って挑んでいただけたと感じております。本年度の取組みとしては選手や一般小学生などのさらなる棋力向上や学びの場としてプロ棋士による指導対局の実施や参加選手間の広域的な交流により同志の友情を育む目的で、出場地域ごとにチーム分けをしてリレー将棋大会をするなど趣向を凝らした取り組みを実施しました。さらに遠路はるばる将棋のまち天童に来ていただいた各地域代表の選抜選手やその付添人の皆様のおもてなしとして選手歓迎にも力をいれました。また、8月2日には市内にて日本将棋連盟殿主催の全国将棋サミット2015も開催され、例年にも増して天童は「将棋のまち」として魅力を強く発信できた期間でありました。

本大会の開催にあたり、多大なるご協力をいただきました公益社団法人日本将棋連盟ならびに天童市、並びにご臨席いただきましたご来賓各位、さらにはご後援・ご協賛・ご協力いただいた関係各位に心より感謝と御礼を申し上げます。

結びとなりますが本大会がこれまでの伝統を受け継ぎつつも発展を続けるよう今後も全力で取り組むことをお約束申し上げ、甚だ簡単ではございますが大会実行委員長からの御礼に代えさせていただきます。

2015年 大会実行委員長
公益社団法人天童青年会議所
理事長 髙橋崇行